Adara 2023年夏の米国海外旅行トレンド｜ドル高で欧州・アジア旅行需要増

航空会社やホテルチェーン、オンライントラベルエージェンシーなど、世界200以上の旅行トップブランドから月間8.5億以上の旅行顧客データネットワークを構築している、旅行業界データ解析のADARAが、2023年米国夏の旅行トレンドレポートを公開しています。レポートによると、2023年米国旅行需要は目覚ましく回復し、旅行予約は、国内・海外旅行ともに、コロナ前の水準を上回っています。今年は、米国から欧州やアジアへの旅行需要が顕著に増加しました。ドル高により、米国人旅行者にとって欧州やアジア旅行が、比較的手ごろな価格となったことが大きな要因です。米国の海外旅行予約を国別にみてみると、1位はイタリア、2位はイギリスで、日本は8位にランクインしています。(参考※1、グラフa)海外旅行検索では、イギリス(11.5%)、イタリア(約11%)、メキシコ(10.8%)、カナダ(8.6%)、インド(8.1%)と、上位5か国の検索が総検索の50%を占めています。日本は4.25%です。(参考※1、グラフb)誰と旅行に行くか、という旅行形態では、家族旅行が、約20%のシェアを占めるメキシコに次いで、日本は14.3%で、一人旅でも、インド(63%)、ドイツ(62%)に次いで、日本は56%と、米国からの訪日旅行者は、一人旅かカップル旅行者が多い傾向がみてとれます。(参考※1、グラフc)

【出典元】
※1 Pulse Report: US Travel Trends for the Summer Season 2023 – ADARA
https://adara.com/ebooks/pulse-report-us-travel-trends-for-the-summer-season-2023/