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公開日：2023.07.20

MOZ　なぜSEOにAIを活用すべきか｜キーワードリサーチやコンテンツのアイディアなど　AIユースケース

米国のデジタルマーケティングのインサイトとツールを提供しているMOZで、SEOへのAI活用例をまとめた記事が掲載されています。執筆者は同じく米国のGo Fish Ditital というSEO会社のシニアSEOマネージャー、Chris Long 氏で、MOZのほかにもSearch Engine Land や The Next Web へも寄稿しています。英語圏では、キーワードリサーチや、コンテンツアイディアのヒントに、多くのマーケッターがChatGPTを活用しています。

AIをうまく活用することで、SEOを効率よく進めることができます。例えばキーワードリサーチです。ChatGPTを使って、ターゲットページに関連する大量のキーワード候補をリストアップすることができます。Search Engine Land には、キーワードリサーチにAIを活用する素晴らしいガイドが、多くのプロンプト例とともに掲載されています。そのガイドでは、サードパーティのSEOツールデータをとりこみ、そのキーワードを、キーワードグループ毎や検索意図別に分ける列と、共起語の列を追加して、表にして、とChatGPTに依頼しています。(参照※2、表1)また、GPT For Work (参照※3)といったAIツールを使い、GoogleスプレッドシートとChatGPT AIを連携させると、GoogleスプレッドシートでAIプロンプトを関数のように呼び出し、使用することができます。ウェブサイトのページURLリストをGoogleスプレッドシートに作成し、ChatGPTに各ページのタイトルタグ案を書かせるAIプロンプトを入力し、ドラッグをすれば、何千ものタイトルタグやメタディスクリプション案をChatGPTが生成してくれます。ウェブサイト全体の基本的なレベルのSEO対策を、ものの30分ほどの設定で完了することができます。(参照※1、表2)

また、正しいプロンプトをAIに入力すれば、プログラミングの知識がなくてもChatGPTに、助けてもらうことができます。SEOの代表的なウェブサイトクローラーツール、Screaming Frog(参照※4)で、ある日、大規模なウェブサイトからパンくずリストの構造化データを抽出する必要がありました。以前、同様の作業を行った際は、何時間も手順を探し、何度もクローラーさせ、さらにチームメンバーとミーティングまでしましたが、ChatGPTに、Screaming Frog データのなかから、サンプルの構造化データHTMLを抽出するにはどうしたらいいかきくと、5分以内に、必要な情報を抽出するのに必要な、Xpath(ウェブサイトのXML/HTMLドキュメント内の必要な要素を指定する構文)を知ることができました。(参照※1)その他、コンテンツについてFAQを生成させたり、コンテンツの裏付けとなる統計などを探させたり。コンテンツの構造化データや、言語や国を指定するHreflangタグを生成させるなど、さまざまな作業を効率化できます。(参照※5)ChatGPTがSEOに大きなインパクトをもたらすことは明白です。(参照※1)