毎年、11月11日に開催される、アリババのシングルデー(独身の日、またはダブルイレブンと呼ばれる)ショッピングフェスティバルのことは、もう知らない人はいないと思いますが、6月に開催される、618ショッピングフェスティバルは、ご存じでしょうか?開催期間は6月1日~6月18日で、もともとは、中国の大手ショッピングサイトの一つ、JD.comが、アリババが始めた、11月11日のシングルデーセールに対抗するため、創立記念日である6月18日に開催されたものです。JD.comだけではなく、様々なショッピングプラットフォームも参加する、シングルデーに次いで2番目の、いわば夏のシングルデーセールともいえる大規模なショッピングフェスティバルに成長しました。618セールのキープレイヤーは、中国人気ショッピングアプリ、1位のアリババが運営するTaobao(淘宝)や2位のPnduoduo(拼多多)、3位で618セールの創設者であるJD.com、そして4位のアリババのTmallなどで、各社、毎年セール販売記録を塗り替えています。しかし、コロナを経て、中国の消費者は、以前よりセール時の購入に注意深くなっています。また、スポーツやアウトドア製品の人気が高まっていることも、パンデミック後の大きなトレンドです。618セールに成功している企業は、618セールに特化した限定商品や特別まとめ売りを実施し、ライブストリーミングやKOLの起用など、中国マーケットに合わせた販促を行っています。(参照※1、グラフa)
【出典元】
※1 Shopping Festivals in China: What is the 618 Shopping Festival? – Marketing China
https://marketingtochina.com/618-shopping-festival/