Skyscannerが、自身の航空券検索と旅行予約データを元に2023年第1四半期のグローバル旅行トレンドを発表しています。2023年1月~4月の間、欧州と中東及びアフリカ(EMA)、北中南米アメリカ(AMER)、アジア太平洋(APAC)地域ともに、今後6ヶ月以内に旅行する目的地として、前年比検索数が伸びた目的地は、APAC地域です。これまで、他の地域に比べて、旅行の回復が遅かったAPACですが、2023年は、本格的な回復期に入るとみられます。世界全体の2023年第2四半期、第3四半期の人気旅行先は、日本、中国、ベトナム、タイ、マレーシアと台湾など、APAC地域の目的地が、今年の夏は、旅行者で潤うでしょう。EMA旅行者は、コロナ前の2019年と似たような検索動向で、旅行プランをたてています。EMAで前年比、一番検索数が伸びた目的地は台湾(+791%)でついで日本(+433%)、ラオス(+367%)と続きます。AMERの前年比検索数が増加した目的地は、中国(+317%)、日本(+266%)、台湾(+215%)です。AMER旅行者は、旅行予約60日~90日前と、比較的長い期間を旅行検討期間に当てています。日本へは2023年7月以降の旅行検索が伸びています。(参照※1、グラフa)APACは、前年比、台湾(+1426%)、ラオス(+895)、日本(+800%)の増加です。アジア太平洋地域航空研究所(CAPA)のデータによると、APACの国際線輸送量は、2023年1月は前年比+376%と、航空便も回復してきており、2023年夏の旅行はAPAC地域が活況となると予測しています。(参照※1、※2)
【出典元】
※1 Skyscanner Horizons – April 2023 — Trending Destinations | Skyscanner
https://reports.skyscanner.net/horizons-trending-destinations/
※2 Travellers look East as booking windows normalise – Skyscanner Horizons report | Skyscanner’s Travel Blog
https://www.skyscanner.net/company-news/travellers-look-east-as-booking-windows-normalise-skyscanner-horizons-report