本社をイギリス、ロンドンにおく世界的な市場調査会社、Kanterが、タイのFMCG市場における消費行動の変化とオンラインメディアの変移を詳細にレポートしています。FMCGとは早いサイクルで表品開発・消費される製品のことで、食品、飲料、製菓や、ボディケア、化粧品、市販薬などを含みます。コロナ禍で、細々とした日用品や生鮮食品などをオンラインで購入する人が、増えました。2022年もタイでは、FMCGをオンラインで購入する人は増え、オンライでの売上高は前年比15.8%増加しています。1回ごとの消費額は減少(-9.7%)していますが、頻度も13.3%増加しています。(参照※1、グラフa)オンラインで過ごす時間も増えてきています。しかし、異なる年代やライフステージにいる消費者では、オンラインで閲覧しているサービスも異なります。若い独身者や夫婦や、0才~3才の幼児のいる家族は、InstagramやTikTokをよく利用し、年齢層が高くなると、LineやYouTube利用者が多くなります。(参照※1、グラフb)その他、通常の生活に戻ってきたので、日焼け止めやスポーツドリンクの売上が伸びている、屋台で購入するようなすぐに食べられる食事などOut-of-Home (OOH) FMCGはコロナ禍で減少し、代わりに購入して家で料理するため生鮮食品の売上が伸びたが、インフレにより成長が鈍化している、など今のタイを知るデータが豊富に紹介されています。(参照※1)
【出典元】
※1 2023 Thailand FMCG Outlook-p – Before and after COVID | Kanter
https://kantar.turtl.co/story/2023-thailand-fmcg-outlook-p/page/1
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