英国の大手消費者データ調査会社YouGovは、世界49の主要旅行市場を対象に2,400万人以上の2百万件にのぼるデータを日々トレースしているYouGov Global Travel Profiles提供しています。それによると中国政府が、中国帰国時の隔離を撤廃した2023年1月8日以降、中国では海外旅行の需要が高まっています。それにともない、香港、オーストラリア、シンガポールやインドネシアでは、中国旅行者を呼び戻すため、キャンペーンを開始しました。YouGov のデータによると、202年12月8日~2023年1月8日のデータでは、中国旅行者が今後12ヶ月間に旅行したいと考えている目的地、1位は、日本でしたが、2023年2月8日~2023年3月8日のデータでは1位は香港で、日本は6位となっています。2022年12月末に、日本政府は、中国からの旅行者全員に新型コロナウィルスの検査を行い陰性証明書の提出を義務付けています。一方、香港では、香港観光庁が、「Hello Hong Kong」キャンペーンの一環として、50万枚の香港への航空券プレゼントを実施するなどし、中国からの旅行者拡大を推し進めています。その他、インドネシアのバリ島、マカオ、ニュージーランド、フランスが、順位を上げています。シンガポールとドバイは順位は同じですが、%は増加しています。(参照※1、表1)
【出典元】
※1 Where are Chinese travellers thinking about visiting right now? – YouGov
https://business.yougov.com/content/8030-where-are-chinese-travellers-thinking-about-visiting-2023-q1