英国　2023年効果的なクリスマスホリデー広告｜感情に訴えるものからブランド想起まで　最新クリスマス広告比較

Search Engine Land にて、英国のマーケッターから米国のマーケッター向けへ、2023年クリスマス広告トレンドを紹介する記事があったのでご紹介します。
米国ではきっと、2023年11月中はブラックフライデー(2023年は11月24日)広告があふれていたでしょう。しかし、大西洋の向こうの側、英国では、(感謝祭の翌日に開催される)ブラックフライデーセールは、近年普及してきましたが、感謝祭はお祝いしません。そのため、ハロウィンが終わるとすぐ、英国のデジタルマーケッターたちは、米国より先んじてクリスマス広告を出稿します。

これから、クリスマス広告を出す予定の、米国のデジタルマーケッターのために、約1ヶ月先行している英国の2023年クリスマス広告を分析し、どんな広告が効果的なのか、オンライン覆面試写会を開催します。広告の効果計測は、ロンドンを拠点とする広告調査会社、DAVIDのAIを活用した広告分析ツールで行っています。DAVIDの分析評価は大きく、注意を引くか・感情に訴えかけるか・記憶に残るかの3つの指標で点数化するクリエイティブ効果測定スコア(CES)で、広告クリエイティブの効果を、評価し、さらに実際に3,600人の参加者に24のクリスマス広告を視聴してもらい、顔の表情や視線の動きをツール測定し、アンケート調査も実施して計測されました。

そうして分析した広告のうち、最も効果的と評価された広告は、コカ・コーラ、LEGO、英国の定番ドラッグストアBoots、アメリカの大手電池メーカーDuracell、ホームレス支援チャリティのShelter、そして英国の百貨店John Lewis の6つでした。クリスマス感満載のコカ・コーラ、ちょっといつもとは違ったクリスマス・ギフトにしてみようという気持ちを喚起させるLEGOとBoots、過去に大成功した有名なクリスマス広告がある John Lewis は、 広告代理店を替え、一風変わったCMで、面白さと「一体これはなんだ？」というネガティブな印象が注意を引き付けることに成功し、ブランド訴求力を維持しました。(参照※1)

【出典元】
※1 Key takeaways from the UK’s most effective holiday ads in 2023 | Search Engine Land
https://searchengineland.com/uk-holiday-ads-2023-435128

※2 DAIVID
https://daivid.co/