混乱続くアジア 旅行業界の負け組とならないためには
日韓関係の悪化だけでなく、長引く香港の抗議活動や中国の台湾への個人旅行禁止など、旅行業界に大きな影響を及ぼす事件が、北東アジアで続いています。その中で一番大きな痛手を被るのは、やはり世界第1の旅行ソース市場である、中国からの渡航が著しく減少する恐れのある、台湾と香港でしょう。この2つの目的地を避け、近場では日本やシンガポール、中長距離ではオーストラリアやヨーロッパへ向かう中国人旅行者が増えると予想されます。(参照※1)2020年4月から香港を除く7つの在中国公館で、中国人観光客に発行する査証の申請を電子化します。それに先立ち、2019年7月30日から北京では団体観光ビザのオンライン申請の受付を開始しています。(参照※2)シンガポールやタイなど東南アジアの旅行者も、混乱の香港を避け、日本へ目を向けています。
※1 アジア混迷 旅行業の勝ち組・負け組 – Skift
https://skift.com/2019/08/14/travel-winners-and-losers-in-northeast-asias-conflicts/
※2 中国人観光客のビザ申請電子化 – ジェトロ
https://www.jetro.go.jp/biznews/2019/07/689c05e0c7dde55b.html