2019年の訪日外客数は3,188万2千人(前年比 2.2%増) 訪日外国人旅行消費額は4兆8,113億円(前年比6.5%増)
2019年の訪日外国人数は、前年比2.2%増の3,188万2千人で韓国を除く主要19市場で過去最高を記録しました。中国が959万4千人と、全市場で初めて950万人を超え、ラグビーワールドカップ2019で決勝進出したイングランドを有する英国が、大会期間中の9月・10月に前年同月比80%を超える伸びを示し、年間40万人を突破しました。(参照※1、グラフa)訪日外国人旅行消費額は4兆8,113億円(前年比6.5%増)。訪日外国人1人当たり旅行支出は15万8千円(前年同期比3.5%増)と速報が発表されています。国籍・地域別にみると、1人当たり旅行支出はオーストラリアが最も高く(24万9千円)、次いで英国(24万2千円)、フランス(23万8千円)の順となっていて、ラグビーワールドカップ2019の経済効果が顕著にあらわれています。(参照※2、グラフb)8月以降、訪日人数が半減している韓国市場では、年間訪日者数は25.9%減で、旅行消費額も28.4%減っています。2020年春節のねずみ年は、中国の新型コロナウィルス難で幕を開け、感染拡大により世界的な旅行数減が懸念され、2020年の訪日者数政府目標4000万人の達成に暗雲が立ち込めています。
※1 訪日外客数(2019年12月および年間推計値)
https://www.jnto.go.jp/jpn/news/press_releases/pdf/200117_monthly.pdf
※2 訪日外国人消費動向調査(2019年暦年)
http://www.mlit.go.jp/kankocho/siryou/toukei/content/001323877.pdf