インターネット使用時間が大幅に増加 抖音(TikTok)、快手(Kuaishou)、b站(blibili)が台頭
2020年3月、中国のモバイルユーザーの月間ユニークデバイス数は14億2100万台に達しました。2020年第1四半期はコロナウィルスの影響でトラフィックが増えています。新型コロナウィルス感染予防のための宅生活(巣ごもり生活)で、インターネット利用時間が大幅に増え、一人あたりの1日平均利用時間は4.34時間で、昨年同期比で52分増加しました。モバイルユーザー内訳では女性が昨年同期比4.8%増、40歳以上のユーザーが昨年同期比14.0%増、四線以下の地方都市のユーザーが昨年同期比21.7%増えています。都市封鎖等のため、実店舗でのオフライン消費は減りましたが、オンライン消費はオフライン消費減少率を上回る成長を見せています。(参照※1、グラフa)アプリのジャンル別では、リモートオフィスアプリが昨年同期比193.6%増、児童教育アプリが昨年同期比79.2%増えています。アプリシェアはユーザー数10億以上の微信(WeChat)が不動の1位。2020年3月は月間アクティブユーザーが昨年同期比2.44%増加し、前月2020年2月と比較しても4.10%増加しました。一人あたり1日使用時間も昨年同期比2.83%増、前月比較も12.41%増加しています。(参照※1、図1)アリババグループが提供しているオンライン会議アプリ、钉钉(DingTalk)が2020年2月~3月の短期間で日次ユニークデバイス数が354%増加し、ユーザー数も1億を突破しました。(参照※1、グラフb)バイトダンスの抖音(Tiktok)、テンセント系の快手(Kuaishou)といったショートビデオ2強アプリや、中国版ニコニコ動画の嗶哩嗶哩(略称b站、英語blibili)といったエンターテイメント系アプリの利用が、新型コロナウィルスの影響で倍増しています。(参照※1)
※1 中国モバイルレポート – 艾瑞咨询 iResearch
https://www.iresearch.com.cn/Detail/report?id=3570&isfree=0