世界の旅行データをリアルタイムで収集分析するグローバルトラベルデータ会社 ADARA が提供する旅行インサイトプラットフォーム World on Holiday に、2025年日本の桜シーズン旅行インサイトが掲載されました。
旅行期間:2025年3月20日~4月30日、予約期間:2024年10月1日~2025年2月15日のデータをもとにしたレポートです。
調査期間中の日本のホテル検索は、前年の桜シーズンと比べると 124% 増加しました。ホテル予約は、同比 71% 増加し記録を更新しました。
ホテル予約を旅行のタイプ別に見ると、ビジネス旅行が同比 106% 増加でトップです。ついで家族旅行 56%、観光旅行(家族旅行除く)が 45% と続きます。
桜シーズンに日本を訪れる送客市場のトップは、米国で 45% と大きなシェアを占めます。次いで、香港、オーストラリア、カナダ、台湾、タイ、シンガポール、英国、フランス、マレーシアと続きます。
滞在地域では、東京、大阪、京都がホテル予約上位3位です。次いで、名古屋、浦安、横浜、函館、札幌、福岡、奈良と続きます。
函館(414%)、札幌(359%)岐阜県大津(302%)など、いくつかの都市では、ホテル予約が昨年の桜シーズンより急増しています。
ここ数年の円安ドル高の影響で、訪日旅行者にとって日本のホテル料金は安くなっています。日本のホテル予約の客室平均単価(ADR)は、100 米ドル未満の部屋が 30% と最も多く、2024年は最も大きなシェアを占めていた 100 ~ 200 米ドルの部屋が、2025年は 25% と減っています。
平均滞在日数(LOS)は、ホテル予約の 60% が 1~2日滞在です。2023年以降、3~4日滞在が 25% と同比率で推移しています。5日以上の滞在は 20% 以下です。
World on Holiday は、昨年も日本の桜シーズン旅行トレンドを発表しています。そちらもアウンナレッジページでシェアしておりますので、ご参照ください。
【出典元】※1 Japan Cherry Blossom Season Travel Trends 2025 | World on Holiday