Deloitte の調査によると、2024年米国ホリデーシーズンは、2023年より多くの旅行を計画し、旅行予算も多く予定しています。特にミレニアム世代や Z 世代といった若い世代と高所得者層が、よりその傾向が顕著です。海外旅行への需要も高まっており、高所得者層では、長期休暇に海外へ旅行すると回答したひとが2023年の 29% から、2024年は 42% と大幅に増加しています。
旅マエの情報収集に、SNS を参考にする人はこれまでも多くいましたが、2024年はショート動画(27%)を含め SNS(39%)を参照する人が2023年に比べて多きく増えています。生成 AI ツールの使用も 2023年比 16% 増加しましたが、まだそれほど一般的な情報収集ツールとはいえません。
年代別でみると、ミレニアム世代が SNS を活用していることがわかります。Z 世代は他の年齢層に比べて動画コンテンツに親和性が高いことがわかります。
OTA(オンライン・トラベル・エージェント)での予約が、2024年は減少し、直接、航空会社や従来の旅行会社からの予約が増えました。世界中がコロナ禍から抜け出し、旅行意欲が増しているからか、より安い価格を求めるバーゲンハンティングのような心理が減少していると予想されます。
旅行業界向けのデータ分析とマーケティングソリューションを提供する Adara が運営する World on Holiday によると、2024年米国の冬季海外旅行先は、下表の通りで、日本は2023年の 7位より順位を上げ、2024年は 5位にランクインしています。
都市別の海外旅行先でも、1位 カンクン、2位 ロンドン、3位 プエルトリコのサンホセ、4位 パリにつづき東京が、5位にランクインしています。
【出典元】
※1 2024 Deloitte holiday travel survey | Deloitte
※2 US Winter Travel Trends: Outbound | World on Holiday