米国で意外なSNS利用が増加
北米を中心にコンサルティング事業を展開しているPerficient社が、Googleアナリティクスのベンチマーク機能を使って2016年から行なっているモバイルデバイスとデスクトップパソコン(PC)のシェアレポートが発表されました。米国では2020年のモバイルシェアは61%で初めて6割を超えました。グローバルでは、2019年の63%からさらに増加し2020年は68%を占めています。利用する機器によって、閲覧先が異なります。グローバルでは、「コンピューターと電子機器」以外のすべての市場でモバイルからの閲覧が過半数を占めています。ただ、米国ではまだPCの利用も多く、グローバルとの差が少ない市場は「Travel & Transportation(旅行・公共交通機関)」カテゴリくらいです。また、タブレットの利用は米国・グローバルともに「本・出版」市場で突出していますが、米国では「ゲーム」でもよく使われています。また、意外なことに「Social Networks(SNS)」は米国でもグローバルでもまだPCのシェアをそれほど失ってはいません。(参照※1、グラフa)ピューリサーチの最新データによると、2019年に成長したSNSはYouTubeとRedditの2つのみで、コロナ禍で台頭したご近所助け合いSNSのNextdoorは、米国全体では利用率はたった2%ですが、都市(17%)やその近郊(14%)で利用されています。米国で人気のSNSは、YouTubeとFacebookで、若者にはTicTokとSnapchat、Instagramが人気ということは、周知の事実かもしれませんが、例えばRedditの奮闘や、Nextdoorのユーザーデモグラなどは、広告出稿のヒントになるのではないでしょうか。(参照※2、グラフb)
【出典元】
※1 Mobile vs. Desktop Usage in 2020 / Perficient
https://www.perficient.com/insights/research-hub/mobile-vs-desktop-usage
※2 Social media use still plateaued in 2021 | Search Engine Land
https://searchengineland.com/in-search-of-your-most-memorable-moments-mondays-daily-brief-347636