アウンコンサルティング発表 2016年のSEO動向総括、2017年の予測

 アウンコンサルティング株式会社(東証二部:2459、本社:東京都文京区、代表取締役:信太明、以下アウンコンサルティング)は、アジア8拠点で、マーケティング(SEM(検索エンジンマーケティング)サービス、インターネット広告など)、アセットなどのグローバルコンサルティングを展開しています。
 また、アジアにおいていち早くSEOを事業化、今年度19期目を迎えています。
 この度、2016年におけるSEO動向と、アウンコンサルティングが予測する2017年のSEO動向を発表いたします。

アウンコンサルティング発表 2016年のSEO動向総括、2017年の予測

■2016年のSEO動向総括

 2015年に始まったモバイル(スマートフォン)を重視したアルゴリズムのアップデートが続き、2016年も多くのアップデートが実装されました。例えば、まだ評価項目にはなっていないと言われるものの、存在感が増す「AMP(Accelerated Mobile Pages)」の導入や、「モバイルフレンドリー」のアップデートなどが挙げられます。中でも最も大きな出来事は、10月15日、11月5日に発表された「モバイルファーストインデックス」です。

 検索ユーザーがPCよりモバイルを使用している現状を踏まえ、Googleはモバイル(スマートフォン)の価値を評価し、ページ自体の評価もモバイルを重視していくという内容です。これまではPCページが評価の主軸であり、モバイルページの評価項目が追加されることがあっても影響があるのはモバイル(スマートフォン)検索結果ページのみでしたが、今後はモバイルの評価がPC検索結果にも影響することになります。

 実装時期は現在未定です(2017年1月以降と言われています)が、こちらに関してはGoogleの動きを注視していく必要があります。

 その他の大きな変化は、これまで大きな順位変動を起こしたパンダアップデートやペンギンアップデートがコアアルゴリズムの一部として組み込まれたことです。ペンギンアップデートについては、リアルタイム化されており、外部リンク評価は常に行われている状況です。

<2016年の主な出来事>

・Google、新しいモバイルフレンドリーアップデートの展開(3月17日、5月13日)
3月、モバイル検索においてモバイルフレンドリーのランキング要素を5月よりさらに高めると公式ブログで発表され、5月にジョン・ミューラー氏がアップデートの完了を発表しました。

・不自然な発リンクを持つサイトに対し、ガイドライン違反警告(4月11日)
今まで実施されていたペナルティは、不自然な被リンクがあるサイトに対して行われたものでした。
しかし、本警告不自然な発リンクがあるサイトに対して行われています。今回は一過性の警告でしたが、今後同様のアップデートが行われていく可能性もございます。

・インタースティシャル広告を表示するモバイルページの評価が下がる(8月24日、8月29日)
2015年にアプリインストール訴求のインタースティシャル広告についてはページ評価を下げることもあ
ると発表していましたが、今年の8月にはアプリ以外のインタースティシャル広告(一部の場合を除く)
も対象とすると発表しました。尚、この評価変更は1月10日を予定しています。

・ペンギンアップデートコアアルゴリズム化&リアルタイム化(9月23日)
2015年末から噂が流れていましたが、2年ぶりに更新されたペンギンアップデートはコアアルゴリズムに組み込まれ、リアルタイム化までされたため、今後は常に大きな順位変動が起こる可能性を帯びています。

・モバイルファーストインデックス(検索結果のモバイル評価優先)(10月15日、11月5日)
今まで行われていたサイト順位決定要素は、PCから見たページの評価を重度していました。Googleの
検索ユーザーのデバイスシェアでモバイルがPCを上回っても、今まではモバイル向けの対策や機能の導入にとどまっていました。今後、順位決定要素はモバイルから見たページの評価に移行されます。
尚、実装時期は未定ですが、順位変動が起きることが想定されます。

上記以外にも、「モバイルフレンドリーツール」のアップデートなど、モバイルに対して影響がある更新が多く行われておりました。

2016年各月の動向や詳しい内容については、以下の表をご覧ください。

■2017年の予測
<モバイル(スマートフォン)最優先>

 実装時期が明確になっておりませんが、2017年1月以降にGoogleによる「モバイルファーストインデックス」が実装される予定です。2015年にモバイルフレンドリーが実装され、2016年にもモバイルフレンドリーのアップデートが行われたことで、徐々にモバイルへの影響が強くなっていました。今後PCの検索数が増加し、デバイスシェアが再度逆転することは考えにくいため、基本的にはモバイルファーストでの更なる変更や進化が考えられます。もしこれからサイト制作を想定している場合は、モバイル(スマートフォン)重視(レスポンシブであれば基本的に問題ありません)で制作を始める必要があります。

 <新アップデート(新アルゴリズム)の実装>

 こちらについては予測というより、予想に近い内容になります。ウェブマスターたちを戦々恐々とさせていたパンダアップデートやペンギンアップデートはコアアルゴリズムの一部となりました。今、最も注意すべきなのはモバイルファーストインデックスですが、これはアルゴリズムというよりモバイルの最適化を促すものです。ここでいう新アップデートとは、2015年発表されたAIアルゴリズム「Rank Brain」のようなものです。ただこちらは新アルゴリズムではありますが、発表された時点で既にコアアルゴリズムの一部でした。今後新しいアップデートになると考えられるのは、2016年4月に発覚した不自然な発リンクの削除ではないでしょうか。手動で実施されているとのことですが、こちらの内容を自動化し、新しいアップデートや新アルゴリズムとして加えていくことも想定されます。

 <2017年に向けて>

 何度も繰り返しますが、既に実装が決定している、「モバイルファーストインデックス」は重要です。
今後、検索アルゴリズムは、PCからモバイルへ評価軸が移る年となり、大きな変化が起きることが予想されます。 また、コアアルゴリズム化されたパンダアップデート、ペンギンアップデートなどに倣えば、「サイト(ページ)のコンテンツの充実」と「被リンクの重要性」は引き続きサイト評価に大きな影響を与えるでしょう。現在、Googleでは「記事の内容がオリジナルであるかどうか」「情報量はどうか」「ユーザーがその情報へと辿り着く回路は問題ないか」といった、あくまでも全てのサイトで共通して判断できる情報でサイトの評価をしています。

しかし、コンテンツの信憑性など、人的判断が必要な内容(特に専門的知識の人的判断は必要なもの)については、判断が出来ていません。2012年に起こったペンギンアップデートは、対象ページの被リンク元を人的に確認し、警告を出していました。2016年4月に実施されたページ内からの発リンクに対する警告も、人的確認が行われています。

また昨今、日本においても一部のサイトで騒がれている通り、コンテンツの内容や信憑性、オリジナリティといったページの本質的な価値を改めて見直す必要性も発生しております。運営者側の方針や倫理感等にも寄りますが、こういった経緯を見ると、今後Googleとしてもテクノロジーの進化によってページのコンテンツの信憑性や価値を更に正確に判断し、それがサイトの評価に繋がっていくということもあると考えられます。

当社としても、大きな変化がおきている検索市場に対し、お客様の期待に応えられる価値を提供できるよう日々多くの事象を分析し、正確な情報を発信できるよう尽力して参ります。

■アウンコンサルティングSEOサービスのご紹介

検索エンジンのアルゴリズムは、その時々に変化し、常に進化しています。ただし検索エンジン側が追求しているのは目先の小手先の物ではなく、ユーザー視点に沿った本質的なサービス改善です。
アウンコンサルティングのSEOは、“ノンスパムSEO”を提唱し、小手先のテクニカルな部分に囚われること無く、ページ(サイト)とユーザーをマッチングさせるために、本質的なサイトのあるべき姿を追求しサービス提供を行ってまいります。

■アウンコンサルティングのインバウンドマーケティングサービスのご紹介

インバウンドマーケティングは国によって、訪日回数や観光先など好まれるポイントや消費金額が異なるため、各国ごとに適したマーケティングを行うことが必要です。
アウンコンサルティングは弊社現地拠点リソースや蓄積ノウハウを活用し、対象国にあわせて最適な施策を組み合わせ、認知・販促効果の最大化を支援致します。

 アウンコンサルティングでは、SEO(検索エンジン最適化)、PPC(検索連動型広告)、ソーシャルメディア、スマートフォン広告などのグローバルマーケティングサービスを、日本語だけではなく、外国語も対象に行っています。現在48の国と地域にサービス実績があり、英語、中国語(簡体字、繁体字)、タイ語やその他の外国語にも幅広く対応しています。また、台湾、香港、フィリピン、タイ、シンガポール、韓国の海外6拠点を生かし、アジアの現地情報やグローバルインターネットマーケティングにおけるナレッジを蓄積しております。グローバルマーケティングについて、また、現地情報の収集の際にも是非ご相談ください。

【グローバルマーケティングのサービス概要】

URL: http://www.globalmarketingchannel.com/promotion.html

調査概要

【調査主旨】
アウンコンサルティング発表 2016年のSEO動向総括、2017年の予測

【調査要綱】

  • 調査機関:アウンコンサルティング調べ
  • プレスリリース本文中に出てくる各社サービス名称は、各社の登録商標または商標です。
  • 本プレスリリースをご掲載される場合、『アウンコンサルティング調べ』とご記載の上、弊社までご連絡をお願いいたします。

【調査要綱】

[事業内容] 
東京、沖縄、台湾、香港、フィリピン、タイ、シンガポール、韓国のアジア8拠点で、SEO、PPC(リスティング広告)、ソーシャルメディア、リサーチなどのグローバルマーケティング事業及びアセット事業を展開

[設立] 1998年6月8日
[本社]  東京都文京区後楽1-1-7 グラスシティ後楽2F
[代表者] 代表取締役 信太明
[資本金] 341,136千円 (2016 年 8 月末現在)
[URL] https://www.auncon.co.jp
[沿革] 1998年6月 千葉県松戸市で設立 
  1998年9月 福島県福島市へ本社移転
  1999年10月 SEOコンサルティングを開始
  2001年1月 東京営業所を東京都文京区に開設
  2002年11月 PPC(リスティング)広告を販売開始 
  2002年4月 東京都文京区に本社移転
  2005年11月 東京証券取引所マザーズ市場上場
  2006年12月 沖縄支店を沖縄県那覇市に開設
  2008年4月 タイ・バンコクに現地法人設立 
  2010年6月 台湾・台北に現地法人設立
  2010年9月 香港、韓国・ソウルに現地法人設立
  2010年11月 シンガポールに現地法人設立
  2015年6月 フィリピンに現地法人設立

[プレスリリースに関するお問合せ] 
広報担当 七原/TEL:03-5803-2739 MAIL:pr@auncon.co.jp(ただし、@は半角)

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