アジアのソーシャルネットワーキングサイト利用動向調査

アジア圏を中心に、東京、沖縄、シンガポール、韓国、台湾、香港、タイの7拠点で展開し、戦略的なグローバルマーケティングを提供しているアウンコ ンサルティング株式会社(東証マザーズ:2459、本社:東京都文京区、代表取締役:信太明)は、このたび、世界43カ国・5つの地域を対象にインター ネット視聴率データを提供しているコムスコア・ジャパン株式会社の正規販売代理店としてアジアのソーシャルネットワーキングサイト利用動向に関する調査を まとめました。

調査結果

2011年1月に映画「ソーシャル・ネットワーク」が公開されたことにより、世界的なソーシャルネットワーキングサイト(以下、SNS)である Facebook(Facebook.com)に注目が集り、日本のSNS業界でも賑わいを見せました。しかし、2011年3月時点で日本におけるSNS の利用は、全インターネット人口の約半数であり、アジア主要地域と比較すると中国に次いで2番目に低い結果となりました。一方で2011年3月時点での、 韓国、香港、シンガポールでは全インターネット人口の90%以上がSNSを利用しています。(図表1)

図表1:アジア主要国 SNSリーチ(普及率)

出典:コムスコア /メディアメトリックス(Media Metrix)2011年3月
*インターネット カフェなどの公共のコンピュータ、および携帯電話・PDA からのアクセスを除く。

各主要6地域それぞれで最も普及率が高いSNSを比較すると、台湾、香港、シンガポールではFacebookが最も幅広く利用されています。特にシ ンガポールではFacebook単体で全インターネット人口の約75%にアプローチしており、インターネットユーザーのコミュニケーションのインフラとし て確固たる地位を築いていることが伺えます。台湾ではYahoo!が保有するローカルSNSの無名小站(Yahoo!奇摩)が最も普及していましたが、昨 年度末にFacebookが無名小站の来訪ユーザー数を抜き、首位に躍り出ました。一方で日本、中国、韓国の3ヵ国では各国ローカルのSNSが Facebookを抑えて首位をとっています。日本ではmixi(株式会社ミクシィ)、韓国では大手検索エンジンのNHN Corporationが運営するNaverがそれぞれFacebookを抑えてトップにたっています。また、中国ではFacebookへのアクセスが禁 止されており、Renren(北京千橡网景科技?展有限公司)をはじめとするローカルSNSがSNS業界を独占しています。(図表2)

図表2:アジア主要国 最大手SNSリーチ(普及率)

出典:コムスコア /メディアメトリックス(Media Metrix)2011年3月
*インターネット カフェなどの公共のコンピュータ、および携帯電話・PDA からのアクセスを除く。

Facebookがユーザー数を増やしているのは台湾に限ったことではなく、同サイトへのアクセスが禁止されている中国を除いて、その他各地域でも 昨年から着実に利用者を増やしており、またローカルSNSがトップにある日本と韓国では普及率を2倍以上伸ばしています。(図表3)

図表3:アジア 主要国Facebookリーチ(普及率)推移

出典:コムスコア /メディアメトリックス(Media Metrix)2011年3月
*インターネット カフェなどの公共のコンピュータ、および携帯電話・PDA からのアクセスを除く。

このようにアジアにおいてFacebookの存在感が増している中、各国のローカルSNSもFacebookに対抗する策をとっています。昨年の9 月にはmixiが、中国最大手のRenren、韓国のNAVERと並んで利用者が多いCyworld(SK Communications)それぞれと提携し、今後各SNS間でプラットフォームの共通化を進めていくことを発表しました。また、mixiは今年の1 月にもドイツの大手SNSサイトのVznet(VZnet Netzwerke)と同様の提携を結んでおり、Facebookに対する各ローカルSNSの連合が形成されつつあります。一方で、Facebookは今 年の4月に同サイトへのアクセスが禁止されている中国への進出に向けて百度(Baidu)と共同で新たなSNSサイトを立ち上げるとのニュースが流れるな ど、今後さらにアジア地域の攻略に力を入れてくることが想定されます。世界43カ国・5つの地域のインターネット視聴率データを計測しているコムスコア社 では、国別で業界トレンドの計測が可能となり、今後競争が激しくなるアジアSNSの動向を追う上でグローバルなデータを計測することが重要となります。

調査主旨及び要綱

【調査主旨】
アジアのSNSサイト利用動向を調査

【調査要綱】
・ データソース:コムスコア社が提供するネット視聴率データ、メディアメトリックス(アジアデータ)
・ 調査方法:コムスコア社が保有する調査対象パネルのインターネット使用データを基とした統計予測
・ 調査期間:2011年3月度集計

<検索サービス定義>
本調査におけるSNSとは、ソーシャルネットワーキングサイト、ソーシャルブックマークサイトなどの サイト群より構成されています。

アウンコンサルティング株式会社
[事業内容] アジア圏を中心としたグローバルマーケティング支援(多言語のWeb制作・メディア運営・販促支援・翻訳)
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