東南アジア市場 旧正月（春節）検索トレンド Microsoft Advertising

東南アジアでは20億人の人が、旧正月（春節）をお祝いします。帰省やその他の旅行、贈答、旧正月の飾りつけなど、消費者の消費が活発になるこの時期、消費者はオンラインで、欲しい商品や割引情報を検索しています。消費意欲がピークに達している時に、消費者へリーチする絶好の機会をマーケッターに与えてくれます。

Microsoft Advertising と、世界最大級のモバイルアドテック InMobile が提携し、2024年のデータから重要な消費者行動のトレンドを紹介しています。
調査国は、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムで、各国ごとに、2024年にもっとも検索数が増えたクエリーや、カテゴリーごとの検索ピーク時期を分析しています。

検索クエリー

2024年の旧正月期間中に東南アジアで多く検索されたクエリーは、食べ物のレシピやホテルや航空会社、旅行先など旅行関連のクエリーが増加しました。Shopee などショッピング関連のクエリーも増加しています。新しいガジェットを探しているのか、Bluetooth のクエリーも増えています。また、興味深いことに銀行などファイナンス関係のクエリーも増えています。

旅行関連検索のピーク

旅行検索は、多くの東南アジア市場で旧正月の4週間前にピークに達し、旧正月期間中にクリックされています。

贈答品関連の検索ピーク

贈答品の検索は、旧正月の1週間前や旧正月期間中に増加し、クリックは多くの市場で旧正月期間中にピークとなっています。

服飾関連検索のピーク

中国の春節と同様、東南アジア市場でも、旧正月にあわせて新しい服を用意する人が多いようです。
検索とクリックのピーク時期は、各市場によってばらつきがあります。
ベトナムはほか市場と異なり、検索とクリックのピークが8週間も前となっています。

その他、記事では美容製品や電化製品、食品など合計8つのカテゴリーで東南アジア6市場ごとの検索とクリックのピークをグラフ表示しています。
2025年の旧正月は、1月29日（水）が旧暦の1月1日あたり、国によって多少異なりますが、多くの国では、1月25日（土）から1週間以上の連休です。
旧正月期間中に、オンラインで情報を検索している、買う準備万端の消費者にリーチするため、タイミングよく広告を配信しましょう。

【出典元】
※1 Lunar New Year: Top trends and four powerful strategies for advertising success | Microsoft Advertising
※2 InMobi創業者に聞く、インド発ユニコーン企業の作り方 – TECHBLITZ