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    2020.10.20

【グローバルWebマーケティングセミナー】セミナーレポートVol.6【ベトナムのWebマーケティングトレンド】7月9日(木)開催

こちらの記事では7月9日(木)に開催したオンラインセミナーの内容をプログラムごとに解説していきます。
第六回目は「ベトナムのWebマーケティングトレンド」です。

7月9日(木)開催 オンラインセミナーに関する記事はこちら↓
https://www.auncon.co.jp/column/listing/seminarreport0709/

目次

講師紹介
アジェンダ
ベトナムのマクロ環境
ベトナムのWebマーケティングトレンド
ベトナムのEC市場について
ベトナムのWebマーケティングトレンドまとめ
Covid-19状況まとめ

講師紹介

アウンコンサルティング株式会社
アウンベトナム マネージングダイレクター 冨田誠司

冨田写真

略歴:2006年 株式会社インテリジェンスオフィス(株式会社リクルート正規代理店)⼊社。リクルーティングプランナーとして、5,000社以上の採用活動をサポート。2013年-AUN THAI LABORATORIES ⼊社。4年間で50社以上の日系企業のプロモーションをサポート。2015年 AUN Hong Kong Marketing Co., Ltd.ヘッドマネージャー就任。営業・拠点運営全般をサポート。2017年– AUN Vietnam Co,. Ltd. ⽴ち上げ責任者。

冨田に関する記事はこちら↓
https://www.wantedly.com/companies/aunconsulting/post_articles/184686

アジェンダ

1.ベトナムのマクロ環境
2.ベトナムのWebマーケティングトレンド
3.ベトナムのEC市場について
4.ベトナムのWebマーケティングトレンドまとめ
5.Covid-19状況まとめ

ベトナムのマクロ環境

こちらのセクションでは、ベトナムのWebマーケティングについて説明させていただきました。

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こちらがベトナムのマクロ環境をまとめたものです。
人口・面積ともに日本に近い環境です。ハノイとホーチミンがビジネスの中心地になっております。
「政府の国ハノイ、勝負の国ホーチミン」とも言われますが、ハノイは工場や建築系の会社が多く、ホーチミンはBtoC企業の店舗などが多いエリアとなります。日系企業は約2000社ございます。
農業国としてのイメージが強いベトナムですが、各国からの投資によりベトナム自体が発展してきました。

ベトナムのマクロ環境

こちらは過去10年間のGDPの推移です。毎年5%以上の成長率があり、高い水準となっております。

ベトナムの過去10年間のGDPの推移

所得と人口に関しては以下のとおりです。
10年前、低所得者とされる人は80%ほどでしたが、2020年では54%に減少し、中間層が19%から44%に増加しています。
平均年齢が31歳ととても若い状況にあります。所得が増えて、平均年齢も低いことからリテイル関連の商品売上が右肩上がりで上がってきている状況です。

ベトナムの所得と人口について

こちらは各国へのベトナム人訪問者数をまとめた表です。
日本へ訪問するベトナム人は10年ほど前と比較して5万人から23万人に右肩上がりで増加しています。
ベトナム人の訪問国は隣接しているカンボジアや、ビザが免除されるタイ等が中心となっていますが、日本・韓国への関心は高く、ビザ解禁が行われた場合は、より多くのベトナム人観光客が日本へ出国すると予測できます。

各国へのベトナム人訪問者数について

こちらは訪日ベトナム人のトレンドをまとめたものです。
ゴールデントライアングルと言われる東京・大阪/京都・愛知などへの来訪者が多く、FIT(個人旅行)の方も非常に増えてきています。

訪日ベトナム人のトレンドについて

ベトナムのWebマーケティングトレンド

2000年台に入り、圧倒的なスピードでインターネットの普及が進んでいます。平均年齢が31歳と、人口の中でもネットに親和性の高い方が多いことが起因しています。

ベトナムにおけるでインターネットの普及

こちらはベトナム人の各デバイスの1日における平均利用時間をまとめたものです。テレビの使用時間が一番少なく、テレビを持持たない方も非常に多い状況です。

ベトナム人の各デバイスの1日における平均利用時間について

こちらはスマートフォンの普及率を表したものです。
スマートフォンの普及率は84%と高い水準です。特にホーチミンなどの中心地ではほとんどの方が所有しています。
ベトナムのスマートフォンの値段はベトナム人の1ヶ月の月収にあたります。しかし、ベトナムでは販売店舗でリボ払いや月額返済なとで対応し、多くの方が利用することができています。

ベトナムのスマートフォンの普及率

以下が、ベトナムで見られているサイトのTOP50です。
検索エンジンは主にGoogleが利用されており、ニュースなどの情報収集は、新聞・雑誌よりもオンラインでする方が圧倒的に多いです。また、オンライン教育サービスなどを展開するVietjackのようにコロナにより一気に知名度が上がったメディアもございます。

ベトナムで見られているサイトのTOP50

こちらはSNSのシェア率です。ベトナムのコミュニケーションツールとしてはZaloが高いシェアを誇っています。ベトナム版LINEのような位置づけです。

SNSのシェア率について

こちらはベトナムのトップYouTuberです。
ベトナムは、YouTubeのシェア率が高い国TOP10に入るほど、動画視聴が盛んな国で、テレビの代わりに動画を見ている方が多いです。日本と比較してもファン数が非常に多い状況にあります。

ベトナムのトップYouTuber

TikTokも同様に利用率が高いです。ローンチから僅か2ヶ月で1,000万DLを突破しております。YouTuberがそのままTikTokに移行したのも急激に利用率が高まった要因となります。

TikTokについて

ベトナムでもインフルエンサーマーケティングが盛んに行われています。
KOLはいくつか段階があり、一番上のセレブリティ層から、一部の地域・業界・商品に特価した方など、様々な種類のインフルエンサーが存在します。

インフルエンサーマーケティングについて

ベトナムのEC市場について

以下はベトナムのEC市場の推移です。市場規模は小さいものの、昨年の成長速度は日本の2.5倍で、2020年には市場が5倍になるとも言われています。

ベトナムのEC市場の推移について

こちらは、ベトナムで人気のECサイトです。
Lazada・ thegioididong(テーゾイジードン)が大きなシェアを占めています。

ベトナムで人気のECサイトについて

以下はベトナムのWeb広告市場の推移です。
Web広告市場は動画・バナーの割合が多く、目的としてはブランディング寄りのものが多い状況です。総数は少ないですが、景気好調からこの数年で大きく変化すると考えます。

ベトナムのWeb広告市場の推移

こちらはベトナムのFacebookを利用したプロモーション事例です。
Facebookはベトナムでも圧倒的な影響力があります。

ベトナムのFacebookを利用したプロモーション事例

ベトナムのWebマーケティングトレンドまとめ

以下は今回の内容をまとめたものです。
ベトナムは、将来性が強く、経済成長や所得、人口構造など、マクロな視点で前向きな要素が多いです。

ベトナムのWebマーケティングトレンドまとめ

Covid-19状況まとめ

以下に新型コロナウイルスの状況を時系列でまとめました。
経済を犠牲にした徹底的な対策で結果的に封じ込みに成功しています。
しかし、倒産企業も多く、国からの保証も少ないなどの状況があります。
現在、内需が急回復をしており、今後数ヶ月で痛みの恩恵を享受できると考えます。

Covid-19状況まとめ

以上が「ベトナムのWebマーケティングトレンド」の講義内容となります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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