こちらのコラムでは、メーカーなどのBtoB企業様向けに東アジア・東南アジア・欧米欧州へのデジタルプロモーションについて解説致します。
―認知や販売促進など、目的に応じた手法を選定しましょう
以下はBtoB企業におけるオンライン・オフライン別のプロモーション手法例です。
昨今の新型コロナウイルスの影響を鑑み、オフラインで行ってきたものをオンラインにシフトさせるなど、状況に応じて手法を変化させていく必要があります。
―海外向けのデジタル施策ではターゲット選定に注意!
以下はデジタルマーケティング施策の組み立て方を表したものです。
潜在層に向いている手法・顕在層に向いている手法がそれぞれありますのでターゲットをしっかりと定め、それに適した手法を考えていきましょう。
国内向けと海外向けのデジタル施策に違いはほとんどありませんが、ターゲット層には注意が必要です。海外のマーケットでは一部の世界的有名企業を除き、日本のメーカーの認知度は低いのが前提です。デジタル施策を考える場合は「顕在層(指名層)」ではなく「顕在層(非指名層)」を主なターゲットとしましょう。
以下のグラフはデジタル手法を「Pull型」と「Push型」、「リーチ」と「セグメント」でマッピングしたものです。
販売促進において、セグメントしたターゲットを獲得していきたい場合は右上に属する「SEO」や「リマーケティング広告」、認知向上を行う場合は左下に属する「動画広告」や「ディスプレイ広告/純広告」が適していると言えます。
―利用サービスやツール、広告メニューの違い
海外向けのデジタルプロモーションで注意すべき点は以下のとおりです。
1.利用サービスやツール、広告メニューの違い
2.サイト構造/デザイン/クリエイティブ性の違い
3.文化/言語表現の違い/広告文章やキーワード
4.特定地域の法規制/商習慣
―利用サービスやツール/広告メニューの違い
以下は各国の主要広告メニューです。
リスティング広告では、日本はGoogleやYahoo!が主流ですが、中国ではBaiduが主に利用されています。また、FacebookやInstagramなどのSNSは利用できないため、中国産の「Weibo」や「Wechat」などが主に利用されています。
タイでは日本と同じように、基本的に欧米/欧州系の媒体が使われていることが多いですが、人気のWebサイトやメディアもいくつかあるためしっかりと抑えておく必要があります。
■中国
■タイ
■アメリカ
■フランス
以下は、タイのWeb媒体をまとめたものです。
海外に進出した場合、特にBtoB企業の方は現地の日系企業をターゲットとする方も多いのではないでしょうか?海外ではそのような現地の日系企業の方に向けた雑誌/Web媒体も多くあり、中でもタイは製造系のWeb媒体やポータルなどが多くあります。
なお、限られたマーケットであるためリーチ数などしっかり考慮した上で取り組む必要があります。
ここまでは、東アジア/東南アジア/欧米欧州におけるWebマーケティングの基礎知識、国内向けのプロモーションとの違い(基礎編)について紹介しました。
さらに各国ごとの「サイト構造」「デザイン」「クリエイティブ性」の違いを知りたい方は、以下より無料で資料をダウンロードいただけますので、ぜひご利用下さい。
<この資料で分かること>
―サイト構造/デザイン/クリエイティブ性の違い 注意点
・翻訳時の注意点
・ビジュアル傾向
・キャッチコピーコンテンツ傾向
・検索クエリ特徴
・表現上の注意点
・イスラム圏のクリエイティブ注意点
・特定地域の法規制/商習慣