ニュージーランドがRPGの舞台に
「ゲームを新しいレベルに引き上げる」と銘打ち、ニュージーランド観光局が新しい「ゲーム」Play NZをリリースしました。Play NZはニュージーランドの様々な魅力をゲーム世界にみたて、RPGゲームで進むルートは、すべて一つのオンラインハブにつながり、そこで18種類の180度ビデオによる、魔法の国をめぐるクエストを楽しめます。ゲーム業界のインフルエンサー、Loserfruit (本名はKathleen Belsten)による10分間のゲームデモ動画もTwitchとYouTubeで公開しています。広告のチーフクリエイティブオフィサーであるTBWAシドニー・イレブンシドニーのAndy DiLallo氏は、「従来のキャンペーンでは、ニュージーランドが提供できる魅力のほんの表面的なことしか見せることができませんでした。ひょいっと路地を曲がると、新しい冒険がはじまるというオープンワールドのゲーム世界は、ニュージーランドの多様な側面を見せつけることができる、最高のフォーマットでした。実際のニュージーランドが、まさにそうだからです。一つの目的地で多くのことが体験できます」とコメントしています。(参照※1、図1)
デモ動画を見てみましたが、キャラクターやクエスト場所を選び、ニュージーランドの森や湖をめぐり、住人との出会いや牛頭人身のミノタウルスのTim主催のダンスパーティでダンス対決など、様々なタスクでポイントを稼いでいくPlay NZはとても楽しく、全クエストを踏破したくなります。ゲーマー・インフルエンサーがゲーム解説をしているような構成も、同じように家の中に閉じ込められ、ゲームやオンライン動画で時間を潰している多くの人が共感を感じるでしょう。日本でも渋谷の実写版ゲーム動画が人気で、Twitterでは英語のコメントも多くついています。(参照※2、図2)
※1 NZ全土がRPGの舞台に | Campaign Asia
https://www.campaignasia.com/gallery/new-zealand-turns-the-whole-country-into-a-game/462713
※2 渋谷でゲームあるある再現してみた@KaoruGans0
https://twitter.com/KaoruGans0/status/1290967203278290944?s=20