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    2019.10.16

ラグビーワールドカップ開幕!参加国からのフライト座席数が増加 オーストラリア・フランス・イギリス・アメリカが宿泊需要を押し上げ

参加国からのフライト座席数が増加 オーストラリア・フランス・イギリス・アメリカが宿泊需要を押し上げ

  9月にラグビーワールドカップ(RW杯)が開幕しました。世界最大手のデジタル航空情報会社OAGが、10月の日本への航空路線について分析しています。2015年のイングランド大会では、46万人のラグビーファンを海外からイギリスへもたらしたRW杯。開幕までほんの数日に迫った、9月20日時点のフライトチケット販売は96%と日本へもイギリス同様、多くの人を送り込む準備は整っているようです。驚くことに20の参加国のうち、日本への定期直行便がある国はたった8か国のみ。これまでのスポーツイベントでも航空会社は、収益増加を目指し、座席数増加のリスクをとる傾向がありましたが、今回も例外ではなく、特にロシア(+47%)、オーストラリア(+12%)、イギリス(+11%)の座席数増加率が顕著です。(参照※1、グラフa)

  三井住友DSアセットマネジメントの宅森昭吉氏は「観戦チケット販売が世界的に好調だったことを受けて、ラグビーワールドカップへの海外からの予想来場者数は40万人から60 万人に上方修正され、とりわけヨーロッパからの観戦者が多いことが予想されています。」と、Expedia Groupの宿泊動向調査で、コメントしています。ラグビー強豪国、オーストラリア、フランス、イギリス、アイルランドなどのロングホール(長距離国際線利用)旅行者が宿泊需要を押し上げています。ロングホール旅行者の予約時期は、近隣のアジア圏旅行者と比べて1.5倍早く、宿泊費は5~10%増、宿泊日数も1日多いという結果となりました。開催地では、東京、大阪、横浜の人気が高く、この 3都市を訪れる外国人居住国は、アメリカ、オーストラリア、カナダが急増し、全体の3割を占めました。また、神戸、熊本も、外国 人旅行者が前年比 10~30%増と好調に推移しています。開催地の宿泊状況において、日本人旅行者と外国人旅行者を比較調査したところ、予約から 宿泊までのリードタイムは、日本人の20日前予約に対し、外国人旅行者は40日前に予約しています。また、平均宿泊日数は日本人が1.5泊のところ、外国人が3泊。宿泊金額は、日本人平均1万円/1泊に対し、外国人は1.5万円となりました。(参照※2、図1)

ラグビーワールドカップ参加国別 10月直行便シート数 昨年対比
ロングホール旅行者の予約方法

※1 日本RW杯フライトシート数分析|OAG
https://www.oag.com/blog/japans-rugby-world-cup-fans-get-into-position
※2 RW杯開催地宿泊動向 |Expedia Group
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000048573.html

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