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    2018.06.21

夏休みまであと2ヶ月!訪日ピークへの施策はおすみでしょうか?

夏休みまであと2ヶ月!訪日ピークへの施策はおすみでしょうか?

ところで夏休みはどの国も同じ時期なの?

   今年2月に4月の桜シーズンに訪日数が増える国を調査していて驚いたことがあります。それはフィリピンの夏休み。フィリピンの学校は2学期制で6月から新学期が始まります。その2ヶ月前の4月から5月末が、乾季で気温も年間で最も高く、フィリピンの夏休みにあたるそうです。そのため4月の桜のシーズンに訪日人数が増えます。それでは、他の国の夏休み事情はどうなっているのでしょうか?2017年の年間訪日人数上位から、弊社の新拠点があります11位のベトナムまで、各国・地域の夏休みや学校休暇の時期を調べてみました。
   中国は7月~8月の約40日、韓国7月中旬~8月末、台湾7月~8月の8~9週間ほど。香港は7月中旬~8月末、アメリカは6月中旬~9月初旬の70日間ほどと、訪日人数年間トップ5の国と地域は、すべて訪日観光ピークの7月~8月に夏休みがあります。韓国、台湾は距離的に近いため、年間を通して訪日需要は高いので、一概には言えませんが、そろそろ就学児童を家族にもつミレニアム世代をターゲットに、夏休み家族旅行プロモーションなど有効なのではないでしょうか?
   そして、6位~10位はみごとに7月・8月に大型の学校休暇がありません。タイは3月中旬~5月中旬と9月末~10月中旬が学校休暇です。ですが、今年は7月・8月に連休があります。南半球のオーストラリアは季節が逆なので、6月下旬~7月上旬が冬休み、9月下旬~10月上旬が春休みでいずれも約2週間ほどです。シンガポールは5月下旬~6月下旬と9月初旬に1週間ほどの休暇があります。夏休みは短いですが、冬休みは11月~12月までと長期でシンガポールの訪日数が毎年12月にピークとなる訳はこれだったのか!と膝を打ちました。マレーシアは6月初旬~6月下旬、8月中旬~8月下旬です。インドネシア(ジャカルタ)は6月初旬~6月末、7月初旬~7月中旬。フィリピンは3月下旬~5月下旬、10月下旬~11月初旬です。ですが8月最終月曜日が毎年祝日のため連休になります。GW明けの5月・6月や夏休みから紅葉シーズンの狭間にあたる9月など比較的訪日閑散期に学校休暇がある国や地域もあります。その国や地域をターゲットに閑散期の底上げ施策をうつのも手かもしれません。11位のベトナムは6月~8月が夏休みです。(参照※1、※2、図1)
   なお、日本でも最近は夏休みが全国一律ではなくなってきていますが、今回ご紹介した各国夏休みも、地域や学校によって異なります。あくまで目安としてご活用くださいませ。

※1  JNTO 平成29年度訪日PR方針
http://www.mlit.go.jp/kankocho/page03_000045.html
※2  PublicHolidays.global
https://publicholidays.global/

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