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    2018.06.07

C-tripの2017年ホテル白書

C-tripの2017年ホテル白書

2017年旅行宿泊利用調査(中国・国内)

   Ctripグループの宿泊業コンサルタント、携程生意通と中国のリサーチ会社、众荟信息が共同で調査した中国国内の2017年宿泊利用調査です。中国国内についてのレポートですが、検索傾向やホテル選びのポイントなど、訪日旅行にとっても参考になるのではないでしょうか?
   ホテル検索で、良く利用する検索フィルター条件は、距離(距离)59.8%、星の数(星级)37.7%、価格(价格)11.6%の順で、距離では、「ビジネス街/繁華街」と「空港、駅」が最も選択されます。星の数では、「五つ星/豪華(五星/豪华)」「四つ星/高級(四星/高档)」がよく選択されていて、全「星の数」関連検索の76%を占めています。人気のホテルは、家族向け、カップル向け、リゾートホテルで、ホテルの「ブランド(品牌)」や、「ベッド/朝食(床型/早餐)」を重視しています。また、送迎や無料駐車場の有無もフィルターされるポイントです。「評価(点评)」ポイントが4.5点以上(最高5点)は選択肢に入りますが、4.0点以下はほとんど選択されません。「価格」でフィルターをかける率は比較的低く、「お金で便利と安全を買う」という考えが現れています。ですが、やはり、評価や口コミを参考に、できるだけコスパの高いものを選びたいと思っています。
   今回の調査では、ホテル予約にかける時間の減少も確認できました。検索し、ホテルリスト一覧をチェックして、空港や繁華街からの距離や星の数など希望の検索フィルターをかけて比較、という一連の流れを一度だけ行って予約したユーザーは53.38%にのぼり、前年同期比3.12%増えています。更に2、3回検索してから決めたユーザーは25.61%で1.34%増。4~6回チェックするユーザーは12.66%で前年比1.13%減。6回以上検索するユーザーは12.81%で3.33%減です。ホテル選びにそれほど時間をかけなくなっている中国のユーザーへアピールするためには、目を引くようなホテルの写真、コストパフォーマンスの良さ、評価(口コミ)内容、ロケーションが重要なポイントです。(※参照1、グラフa、b)
   検索する時間帯は、午前0時から8時、9時ころを除いて1日じゅうまんべんなく検索しています。Ctripのデータはデスクトップとモバイル別ではないので、単純に比較はできませんが、日本のGoogle旅行関連検索(2016年)では、お昼休憩の12時ころ、特にモバイルで日中のピークが見られますが、中国では12時ころは検索数は若干落ち込み、16時~17時ころがピークとなり、夜間も22時ころピークを迎える日本とは対象的に、中国では20時をさかいに22時ころから検索数は減少します。(参照※1、グラフc、参照※2、グラフd)

※1 Ctrip 2017年ホテル白書
http://www.traveldaily.cn/images/201801/2017Ctrip_hotel_data.pdf (中国語)
※2 時間帯別 詳細分析
https://www.ja.advertisercommunity.com/t5/ブログ記事/マイクロモーメントを捉える-時間帯別-詳細分析/ba-p/16861#

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