アメリカ・ニューヨークに本社お置く金融サービス会社、MSCI アジアが、シンガポールの不動産ニュースに寄稿した記事によると、高金利な市場環境で、アパートやオフィス、高齢者向け住宅の取引が縮小し、2024年第1四半期のアジア太平洋地域(APAC)での不動産取引は、前年同期比で縮小傾向だったとのことです。
しかしAPACで唯一、日本市場は不況を乗り越え、不動産取引件数と収益率ともに回復力をみせています。2023年も日本は好調でしたが、この流れは2024年も継続し、2024年第1四半期も不動産投資のトップに立っています。日本銀行による最近の金利政策もほとんど投資家心理に影響を与えなかったようです。特に、過去9ヶ月間投資意欲が鈍化していた日本のオフィス部門が、好調に年度会計を終えました。
2024年第二四半期の展望は、さまざまなデータが不動産投資意欲の低下は底を打ったことを示唆しています。ただし、米国主導の金利引下げのタイミングとその規模により多くの要因が変動する恐れがあり、不安定さは当面続くと予想されます。
【出典元】 ※1 Japan continues on growth streak even as rest of APAC commercial property sales contracted in 1Q2024 – Singapore Property News
インターネットのトラフィックは、デスクトップからモバイルデバイスへ大きくシフトしてきています。Forbes Advisor が、Talker Research と米国で2,000人にアンケート調査したレポートによると、TikTok や Facebook といったSNS プラットフォームが、いまや検索やショッピングツールとしても利用されていることがわかります。
この調査によると、33%の人がインターネットへは携帯電話からアクセスすると回答しています。また、4分の一(24%)が、検索する際には、まず最初にSNSで検索すると答えています。特に若い世代にSNS検索は顕著で、Z世代は、X世代に比べると検索にGoogleを使用する人が25%も少ないことがわかりました。Z世代は、46%が検索する際にまず使い慣れたSNSを使用すると回答し、ミレニアム世代も35%が、Googleなどの検索エンジンより、お気に入りのSNSで検索しています。
また、3分の一(33%)がインターネットへのアクセスは携帯電話からが主と回答していて、モバイルデバイスの重要性が高まっていますが、携帯電話で使用しているアプリにも世代間で違いが見られます。
【出典元】 ※1 Is Social Media The New Google? Gen Z Turn To Google 25% Less Than Gen X When Searching – Forbes Advisor