ファーストリテイリングの強さはMD+SP
2008年11月は世界経済に取ってBlack Novemberとなった月でした。各種経済指標が急速に悪化、トヨタ、ソニー、ホンダなど日本を代表する企業の業績悪化は、日本中に経営者を自信喪失にさせるには十分なニュースとなりました。ただし、急激な原料高、世界GDPの25%を誇るアメリカ市場の悪化など冷静な要因分析が必要だと思います。パニックはいけません。それを一つ一つ解決する基本へ立ち返る姿勢が今重要だと考えています。アメリカで語られ出したBack to Basic(基本へ戻れ)が求められています。
私は念頭の日本経済新聞の経営者・有識者のよる景気・株価回答を例年楽しみにしています。私の考え方と、大先輩経営者の差異を計る上でも有益です。また、経営者が選ぶ有望銘柄ランキングを参考に、企業分析を自分なりに行います。今年は、信越化学工業、東京電力、任天堂、ファーストリテイリング、アサヒビール、武田薬品工業、東日本旅客鉄道などが上位を占めました。内需関連銘柄が多いようですが、人口・労働人口減少、GDP低成長、年金問題などに喘ぐであろう国内に多少なりとも不安を抱える私としては、積極的な海外展開を行う企業が気になります。また、強力なリーダーシップを持つ経営者、堅実な経営、独創的な商品開発力などのキーワードも意識しています。それを満たす企業として、ファーストリテイリングに注目してみたいと思います。
皆さんご存じの通り、ファーストリテイリングは強力なリーダーシップを持つ柳井正氏(現会長兼社長)により1963年5月1日に設立されました。直近2008年8月期の売上高5864億円、経常利益856億円、社員数8055人で、日本・中国・香港・韓国・アメリカ・イギリス・フランスに展開しています。先述の11月は日本中が暗い月となりましたが、その中にあり11月既存店売上高は前年比32.2%増と驚異的な数字をたたき出しています。1998年1900円という低価格にもかかわらず高品質なフリースを世に出して一世を風靡したファーストリテイリング。しかし、その後若者を中心にユニクロ離れを招き、2002年から2年間業績が悪化しました。同時にその時期は世代交代を目論んだ時期でもありましたが、それを期待された若手経営陣が結果を出せず、去っていった時期でもあった。本来であれば、この辺りで創業者である柳井氏は疲れ、経営に対する情熱が冷めてもおかしくないと私は見ていましたが、そこは全く逆でした。売上1兆円を目指す執念には鬼気迫るものがありました。2007年にMD(マーチャンダイジング)本部長に復帰して、商品開発に陣頭指揮を執りました。同時に積極的な販売促進も功を奏しました。私は景気が厳しい時は、独創的なMD(マーチャンダイジング)と積極的なSP(セールスプロモーション)が、また、それを支える強力なリーダーシップがとても大事だと考えています。 柳井正氏は経営者として見習いたい1人です。
2000年 フリース2600万枚販売
2007年 柳井氏MD本部長復帰
2007年 スキニージーンズ400万本販売
2007年 ヒートテック2000万枚
2008年 ブラトップ300万枚
| (検索キーワード) | (Yahoo!該当件数) | (Google該当件数) |
| ファーストリテイリング | 1,070,000 | 693,000 |
| 柳井正 | 291,000 | 92,500 |
| フリース | 35,600,000 | 4,150,000 |
| スキニージーンズ | 496,000 | 396,000 |
| ヒートテック | 2,340,000 | 714,000 |
| ブラトップ | 624,000 | 1,250,000 |




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